Intersil、rad-hardクワッド電源シーケンサを発売

1つのデバイスで最大4つの電源を完全にシーケンスすることができます。また、複数のデバイスをカスケード接続して無制限の電源をシーケンスすることもできます。

Intersilの電源シーケンサは、システムの健全性と性能を向上させるためのフォールトモニタリングにより高信頼性動作を保証し、シングルイベントエフェクト（SEE）軽減テストと完全な放射線保証テストをサポートする業界初のスペースグレードシーケンサです。

ISL70321SEHシーケンサは、高線量率では100krad（Si）、低線量率では75krad（Si）、放射線硬化および放射耐性仕様にそれぞれ対応しています。

ISL73321SEHは放射耐性評価のため低線量率で75krad（Si）まで保証されています。

どちらのシーケンサも、FPGA、DSP、RF通信IC、および高密度分散電源システムの電源に不可欠なDC / DCコンバータの適切なパワーアップおよびパワーダウンシーケンスを達成するための、正確でスケーラブルな方法を提供します。これらは、最小限の外付け部品を使用して設計を簡素化し、電圧監視用に電源あたり2つの抵抗を必要とし、立ち上がりおよび立ち下がりの遅延をプログラムする単一の抵抗を必要とします。

シーケンサはクリティカルな信頼性機能を提供し、複数のコンパレータ、抵抗、コンデンサを使用する個別のソリューションを置き換えることにより、部品表のコストを削減します。

正確なモニタリングと信頼性の高いシステム動作を保証するため、ラドハードISL70321SEHおよび耐放射線耐性ISL73321SEHは、600mV±1.5％の入力スレッショルド電圧で高精度入力コンパレータを内蔵しており、電源電圧をモニタする際に可能な限り高い精度を提供します。

両方のデバイスが7つの異なるフォールト状態を積極的に監視して総合的なフォールト検出を行い、DONEインジケータがパワーアップとパワーダウンが正常に完了したというシステムフィードバックを与えます。